日本ヴェーダーンタ協会創立五十周年記念行事閉会式ならびに
スワーミー・ヴィヴェーカーナンダ第148回生誕記念日祝賀会
日本ヴェーダーンタ協会は、日本での創立五十周年を記念して一年にわたりさまざまなプログラムや祝賀行事を開催してきましたが、5月30日(日) 東京にて、スワーミー・ヴィヴェーカーナンダ第148回生誕記念祝賀会を兼ねて記念行事の閉会式を行いました。このイベントは、協会の創立五十周年祝賀委員会と清泉女子大学地球市民学科の共催で、同大学の講堂で開催されました。また、5月26日から30日まで、校舎の一部を借りて協会の『日印交流の歴史ならびにスワーミー・ヴィヴェーカーナンダの生涯とメッセージ』展も開催され、学生の皆さんや閉会式に来場された方々に公開されました。
多数の方々が来場されたため、日本ヴェーダーンタ協会のスワーミー・メダサーナンダと海外から来日参加のスワーミー・サットヤローカーナンダとスワーミー・ギャーナヴラーターナンダによる開会の祈りの言葉は30分遅れて始まりました。シュリー・ラーマクリシュナ、ホーリー・マザー シュリー・サーラダー・デヴィ、そしてスワーミー・ヴィヴェーカーナンダに対し、来賓のゲスト・スピーカーである、ラーマクリシュナ・マートおよびミッション副僧院長スワーミー・スマラーナナンダ、清泉女子大学理事長 塩谷
惇子氏、駐日インド大使 H・K・シン閣下がそれぞれ献花をされました。
続いて、スワーミー・メダサーナンダが開会の挨拶を述べ、協会創立五十周年としてこの一年に行われた行事や協会の半世紀にわたる活動を簡単に紹介しました。また、まだ完成していないプロジェクトである、スワーミー・ヴィヴェーカーナンダの像の建立場所の選定、東京にヴェーダーンタ協会のオフィスを設置する計画にも触れました。塩谷惇子シスターも開会の言葉を簡単に述べられました。そしてゲストスピーカーの方々から、協会の新しい出版物をご披露いただきました。
ゲストスピーカーの方々は、スワーミー・スマラーナナンダジ、シン大使、ペトロ岡田武夫 カトリック東京教区大司教、佐藤良純 大正大学名誉教授、山口泰司 明治大学教授で、皆様には『調和と平和』をテーマにお話しいただきました。また、東京外国語大学名誉教授 清泉女子大学元教授であると共に協会創立五十周年祝賀委員会の副委員長である奈良 毅教授が感謝の言葉を述べられました。
そして、休憩を挟んで文化プログラムが行われました。初めに、著名なサントゥール奏者であるパンディット・シヴクマール・シャルマ氏によるインド楽器演奏が披露されました。ご子息のラフル・シャルマ氏がサントゥールを、パンディット・ラムクマール・ミシュラ氏がタブラを共に演奏されました。次に、泉田香穂里氏、三宅偕子
氏、鈴木啓子氏、鈴木則子氏が日本の讃歌を、泉田氏のピアノ伴奏に合わせて歌われました。最後に、シュリー・カラークリシュナと彼のグループによるインド舞踊「シヴァタンダヴァ」が披露されました。
終わりに、地元でインド料理店を営み当日の軽食を用意して下さった、祝賀委員会のメンバーであるJagmohan Chandrani氏が感謝の言葉を述べられました。司会進行は、清泉女子大学 松井キャシー教授が務められました。
最後に、この日ご協力くださった清泉女子大学の学生17人を含む、総勢76人の方々に心から感謝の意を表したいと思います。